展示も半ば、折り返し。14日の会期のうち7日が終わりました。

21日、23日、24日と3日間は在廊することができ、たくさん色んな方に
来ていただいて、お話ができて、とても幸せな日々を過ごしています。

3年ぶりの展示ですが、展示をやる度に思うこと。
「わざわざ来てくれる」ただそれだけが最高の贅沢だということ。

お久しぶりな人もいるし、初めてお会いする方もいるし、言葉を交わす中で、
自分が何で写真を撮っているのだろうと、再認識させてくれる会話があった。

何で写真なんですか?
何でフイルムなんですか?
何で花を撮っているんですか?
コンペに興味はないんですか?
使っているカメラはなんですか?
フイルムはなんですか?
写真を通して、何か伝えたいとか影響を与えたいという気持ちはあるんですか?

その質問ひとつひとつに、迷いなく答えている自分がいて、ちょっと頼もしくもなった気でいる。

26歳の頃、ちゃんと写真を撮りたいと思い始めた時、
今みたいにスラスラ自分の写真観について、話せることはなかったし、
ただ写真を撮りたいだけだった。

この8年の間に、僕が写真家と言えるようになったのも、
僕の写真をいいねと言ってくれる人がいて、見てくれる人がいたからだと思う。
何枚も写真を撮り、見てもらい、言葉をもらい、そしてまた写真を撮り、
見てもらいを繰り返した。
ついには写真集として形に残したいと思い、今回で4冊目となる写真集も出版した。

2010年に初めて訪れたmonogram。
僕は、その当時、ある写真集に衝撃を受けて、写真を撮りたいと思っていた。
「東京、オーロラ」という青柳圭介さんの写真集だ。
それをきっかけに、少し自分の中で変化が始まったのだ。
少しして、奥沢で一人暮らしを始めた僕は、再度monogramに行くことになる。
通い始めて気付いたのだけれど、青柳さんの写真集に載っている人物のうちの一人が、
monogramの店長でもあり、僕の写真をプリントしてくれている尚代ちゃんだということを。


9年経った今、monogram2階のブックギャラリーには、青柳さんの写真集があり、
その隣には、僕の写真集が置いてある。
だからどうもしないのだけど、僕にとっては、なんだか感慨深い映像だなと在廊していて思った。

今回、monogramのギャラリーでの個展ができてよかったなと実感している。
あの2階の空間というのは、やはり落ち着く場所だなと。
過去にグループ展も含めて2回、展示をしていて、今回で6年ぶり3回目となる。


長い年月を経て、僕は学芸大学で暮らしている。
また、僕の母が、成人して結婚するまで育った街でもある。

そんな街にある写真屋monogramで、こうやって展示ができたことがとても幸せだ。

僕が写真を続けられているのは、monogramがあったからだし、
そんな場所で、母の育った街で母に捧げているようなこの展示を出来ています。

こんなことはもう二度とないです。

残り会期もあと5日。
30日(土)と31日(日)は、在廊いたします。

ぜひお越しください。
お会いした方と、言葉を交わしたいです。