半年間くらい、いろいろと悶々と考えていた。

写真家としての活動を。

写真を職業としている人たちのことやアートフォトのこと、
写真家として活動している人たちのこと、現代写真や、世相など
色々ひっくるめて、全部1周してたどり着いたのは、

やはり僕は自分のために写真を撮るんだなと。

例えば、1万人の人に自分の写真が知れ渡るよりも、
直接出会った100人の方に自分の写真の意義が伝われば、僕にとっては
それが一番幸せなんじゃないかという結論に至った。

僕は生まれてこの方、写真の専門学校にもいったこともないし、
コンペにも出したことない、受賞歴も何もなし、
写真史のことはまだまだ勉強中。

実績は何もないし、何かそこを通した世界を味わったわけでないけど、
やはりそこまでして、興味が今までもずっと湧かない。


でも、同じ写真をやっている人たちと会話して、自分の作品をきちんと説明
できる素養はしっかりと身に付けたいと思っている。


無職で転職活動中のときも、写真を仕事にしないの?とよく聞かれた。
自問自答しても、その考えにはなんだか行き着くことができなかった。


僕は死ぬまで写真を撮り続ける。

今はこれだけを胸に、日々写真を撮り続けて、その中で生まれた作品を
できる限り、自分が出会った人たちに届けたい。

そして、また展示や写真集を通して、僕の写真を知ってもらった人に
届けていきたい。


写真を意識して撮るようになって5年。

今の世の中の、リアルな今を発信し続ける世の中に反逆して、
もう少し先の未来のために、時間をかけて築き上げていくものを大切にしていきたい。

例えばあと5年。
フイルム産業が生き残っていれば、フイルムで撮り続けていると思う。


昨日、中目黒のPOETIC SCAPEで購入した、渡部俊哉さんの18monthsという
作品を見て、ふと思いました。

2011年の震災時に撮られた写真を眺めて、ときが経てば経つほど、
写真の力はその強度を増すと感じて。